パイプハウス(ビニールハウス)を自分で建てる前に準備する物や知っておきたい事!

ビニールハウス準備画像 ハウスを建てる

はじめに

こんにちは!Mr.パパンです。
私はパイプハウスの設計を年間に数十件しています。その知識を元に農家さんや家庭菜園好きの方に農業資材の役立つ情報を発信しています。

ハウスなんて雨や風が防げればなんでもいいんじゃない?

そう思っていませんか?

そんな事はありません!

間違った建て方をすると倒壊の可能性もあります!

その他にもフィルムが破れやすくなったり、ハウスが飛んでいき二次被害につながる事も考えられます。

しっかり準備をして丈夫で長持ちするハウスを自分で作りましょう!

ハウスを建てる場所

この3つのポイントをもとに場所を選択します。

地盤や傾斜を確認

ハウスを建てる場所には水はけが良く、地盤が安定している場所が良いとされています。

傾斜がある際もその傾斜通りに建ってしまいます。場所の選定は十分気を使いましょう。

方角の確認

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ハウスは基本的に妻面を南北に向けて建てます。均一に光を取り入れることができ作物の成長に良いとされています。

他のハウスとの距離を確認

建物や既存のハウスがある場合は1~2m程離します。積雪時の対処やサイド換気がある場合に効率をよくするためです。

・河川の近くや石・砂利が多い場所は避ける
・東西方向に建てると光にムラが出る(散乱光のフィルムに変更する等の対策が必要)

使用工具の準備

正しい建て方できれいなハウスを効率よく作るためには道具の準備を大事です。

品名メジャー脚立水平器ドライバー
用途ハウスの奥行を
測れる物
ハウス峰で作業
できる物
水平・垂直を
見れる物
ネジ締めに使用
品名ペンチハサミマジックペンパイプカッター
用途ネジ締めに使用フィルムのカット等に使用直管や部材に印を
つける際に使用
直管をカット
するのに使用
品名スケールバール大ハンマー水糸
用途寸法測定や印付けに
使用
直管やアーチを地面に
挿す時の下穴
直管等の固定の際
金具の結合に使用
直管の通しや
金具固定位置を出す
品名番線カッター鋤簾(じょれん)スコップ※グラインダー
用途被覆留め材の
カットの際に使用
整地や裾フィルムを
埋める際に使用
整地や裾フィルムを
埋める際に使用
パイプや鉄の
カットに使用
  • メジャー:ハウス奥行の確認等に使用
  • 脚立:ハウスの峰部分に届き作業出来るもの
  • 水平器:直管の水平・垂直を確認する為
  • ドライバー(インパクトドライバー):ネジの締付けに使用
  • ペンチ:ネジの締付け時に使用
  • ハサミ:フィルム等のカットに使用
  • マジックペン:直管等への印付けに使用
  • パイプカッター:パイプをカットする際に使用
  • スケール:部材への印付けの為に使用
  • バール大:アーチやパイプを地面に挿す下穴の為
  • ハンマー:金具等の固定に使用
  • 水糸:奥行方向や金具取付を直線的に行う為
  • 番線カッター:スプリングのカットに使用
  • 鋤簾(ジョレン):整地や裾フィルムを埋める際に
  • スコップ:整地や裾フィルムを埋める際に
  • ※あったら便利「グラインダー」:パイプや鋼材のカットに使用効率アップ!

これらの道具があれば効率的に建てる事ができます。あまり専用道具や高価な物は記載していません。
※あったら便利「グラインダー」は電源が必要なタイプがある為注意してください。
畑など電源のない場所でも使えるタイプはこちら↓

まとめ

これでパイプハウス(ビニールハウス)を自分で建てる準備ができました。
別の記事で建て方やフィルムの種類や選び方があります。良ければそちらも参考にして頂けたら幸いです。

大事に作っている農家を応援したいです!

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