ビニールハウスの張替え、業者に頼む?自分でやる?費用と手順をプロが完全解説

ハウス張替えイメージ ハウスフィルム

こんにちは!Mr.パパンです。甲信エリアを中心にビニールハウスの張替を中心に行っております。

私たちは日々、多くの農家の皆様から「張替え費用は結局いくら?」「どんな業者に頼めばいい?」といったご相談をいただきます。情報が溢れる中で、何が正しく、誰を信じればいいのか分からなくなってしまうのも無理はありません。

そこで今回は、業界のプロとして、皆様が本当に知りたい費用や業者選びのポイントを、忖度なく、包み隠さずお伝えします。

この記事の目的は、私たちの会社の宣伝ではありません。皆様が長期的な視点で後悔のない選択をし、大切な農業経営を成功させるための**「プロの目」**を持っていただくことです。

結論:天井張替だけなら約84,000円! (間口5.4m奥行10m)

まずは皆さんが一番知りたい結論から。

一般的な家庭菜園サイズ〜小規模農家向けのハウスの費用目安は以下の通りです。

ハウス規模(例)PO種類DIYの場合(材料費のみ)業者に依頼した場合
間口3.6mx奥行10m透明POフィルム0.1㎜約15,000円約60,000円
(約10坪)遮光POフィルム0.15㎜約50,000円約100,000円
間口5.4mx奥行10m透明POフィルム0.1㎜約20,000円約85,000円
(約15坪)遮光POフィルム0.15㎜約70,000円約140,000円

費用相場を出すのは難しいのですが、独自の算出方法で御見積り!

ハウスの情報を入力するだけで簡単に金額がわかります!!

PC操作
スマホ操作

費用を左右する5つの重要ポイント

ここを理解するれ交渉も可能になります!!

なぜ価格に幅があるのか?その内訳を詳しく解説します。

  1. ハウスの「規模と形状」:当然ですが大きいほど高くなります。アーチ型、屋根型など形状による違いも。
  2. ビニール(フィルム)の「種類と性能」:農ビとPOフィルムの違い、厚み、特殊機能(防滴、防霧など)
  3. 「部品代」:基本的にマイカ線、パッカー、スプリングなどは消耗品です。フィルムを交換するタイミングで交換すると良いでしょう!
  4. 「施工業者へ施工費」:プロに頼む際にかかる施工代。技術料や交通費など。
  5. 「既存ビニールの撤去・処分費」:自分でやるか、業者に任せるかで数万円変わることも。

DIY vs 業者依頼 ~プロが「待った!」をかけるDIYの落とし穴~

DIYのメリット

ズバリ!施工費です

DIYでフィルムの張替えをする1番のメリットはやはり…費用にあります。
上の円グラフでもわかるように、張替え費用の大半は施工費となっています。

スポンサーリンク

この施工費をDIYで削減できるのはかなり大きなポイントになるでしょう!

DIYのデメリット

フィルムの破損や短期化

DIYで張替えをする際のデメリットでは、フィルム破損や”張り”のあまさによる短期化が考えられます。

その他のリスクも説明します。

DIYのリスク

  • リスク1:フィルム寿命の短期化
    「素人作業で最も多いのが“張り”の甘さです。これが風によるバタつきを生み、フィルムの寿命が2~3割短くなることも。ピンと張るには、風のない日を選び、複数人で均等に力をかける経験とコツが必要です。」
  • リスク2:雨漏りと病害
    「特に肩や妻面(側面)の複雑な部分は、隙間ができやすく雨漏りの原因になります。ハウス内の多湿は病害の元です。」
  • リスク3:人身事故
    「高所からの転落事故は、残念ながら毎年耳にします。慣れない作業での事故は、治療費で張替え費用が吹き飛ぶ本末転倒の結果になりかねません。」

結論として:「小規模な家庭菜園ならDIYも楽しい経験です。しかし、**収益を生むための“生産設備”**であるならば、その性能を100%引き出し、長く安心して使うために、専門家(プロ)に投資する価値は十分にあると私たちは考えています。」

【超重要】業界のプロが告白!「良い業者」と「悪い業者」の見分け方

この記事を読んでくれる皆様が損をしない為に

是非参考にして下さい!!

こんな業者に要注意!チェックリスト

  • □ 見積書の内訳が「一式」になっている
  • □ 契約をやたらに急がせる(「今日決めてくれれば安くします」は常套句)
  • □ 施工実績の写真や、現在施工中の現場を見せてくれない
  • □ デメリットやリスクの説明をせず、良いことしか言わない

プロが実践する、賢いコスト管理術

損をしない為に実践しましょう!!

  1. 補助金・助成金の活用サポート:「多くの自治体で補助金制度があります。申請は複雑に思われがちですが、やるとやらないでは金額的に大きく変わってきます。ぜひ一度お問合せ下さい」
  2. 相見積もりは「価格」だけでなく「内容」で比較する:「安い見積もりには理由があります。使っているフィルムのグレードは? 部品は交換してくれますか? 安さだけで選んで後悔したお客様を、私たちはたくさん見てきました。」
  3. 閑散期を狙った計画的なご相談:「弊社の業務が比較的落ち着くのは農家様が栽培している期間の5月~9月です。この時期にご相談いただければ、より丁寧な打ち合わせが可能です。」

よくある質問(Q&A)

Q. ビニールの寿命って何年くらい?

A. 種類にもよりますが、農ビで1~3、農POで3~8年程

Q. 部分的な補修じゃダメなの?

A. 小さな穴なら補修テープで補修可能。30㎝を超える時は交換を推奨

Q. 張替えに最適な時期はいつ?

A. ビニールの膨張が安定している春か秋がおススメ

<まとめ>と<明日からできるアクション>

ビニールハウス張替えは、価格だけで判断してはいけません。あなたの農業経営を長期的に支える「信頼できるパートナー」を見つけることが最も重要です。

この記事を読んで、

  • まずはお手元の見積書が「一式」になっていないか確認してみましょう。
  • 次に、その業者が施工実績をきちんと公開しているか調べてみましょう。

もし、この記事を読んで「もっと詳しく話を聞いてみたい」「うちのハウスの場合、具体的にどうなるのか知りたい」と思われた方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

相談・お見積もりは無料です。 私たちは、お客様が納得しない限り、しつこい営業は一切行わないことをお約束します。

まずはあなたのハウスの現状を、プロの目線で診断させていただけませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました